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【BIORACER】サポートアスリート池本真也選手にきく海外シクロクロス事情 [後編]

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ビオレーサーがサポートしている、FRIETEN(フリッツェン)チームの池本真也選手に海外のクロクロス事情を伺う後編。
後編では、日本のレースだけを見ていたのでは分からない、海外遠征経験が豊富な池本選手だからこそが感じる、海外と日本のシクロクロスとの違いや課題を語っていただきました。
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日本のサイクルクロスの課題、世界との違いについて
Q:海外のサイクルクロスレースを走られて、近年の日本の環境・レースで感じること、期待する(改善を望む)ことは何でしょうか。まず、コース設定についてはいかがですか?
日本では開催場所の確保が難しい事もあって、制約された中でのレースに成ってしまうコースも多くあります。また、スピード域が遅い事を前提に作られている感じを受けます。踏んでも踏まなくても同じスピードしか出せないコースが多いです。スピード域の低い中でのテクニックや、またメリハリに欠けて単調なコースもあり、ただただ体力勝負を求められるような、淡々とした展開にならざるをえないコースも見受けられます。目指しているサイクルクロスが競技としてなのか?イベントとしてなのか?求めるレースによって変わって来ると思います。
日本では徐々にサイクルクロスのレースが広まってきましたが、まだ限られた地域での事です。関西シクロクロスや信州シクロクロスのような、統括されて素晴らしい大会が、各地域や地方で地元に根付いた形で定着して行けたら嬉しいです。
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Q:海外の選手達をご覧になって、日本の選手が取り組むべきことはありますか?
残念ながら日本のトップ選手でも海外との差は大きいです。競技として取り組むならば、もっと本筋を忘れずに、ひとつひとつ階段を登りながら、世界へチャレンジしてもらいたいです。
近年は世界的にもサイクルクロスが盛り上がってきていますが、強豪国ベルギーが中心の競技です。四国ほどの面積の狭い国土のベルギーで毎週のように主要レースが行なわれています。アントワープ周辺に住んでいれば片道2時間でベルギーや隣国オランダで開催されるトップレースや質の高いナショナルレースに参加が出来ます。ヨーロッパ中を駆けずり回らずに済むため、サイクルクロスは世界にチャレンジしやすい種目でもあります。参加選手層も厚く、ヨーロッパ以外からは竹之内選手や北米の選手もチャレンジしています。
また世界トップレベルの女子選手の走りは、日本人トップ男子選手と実力、体型、筋力も近いので、レースに取り組む上で参考になりました。以前、世界選手権でも表彰台に上がった事のあるCorine Dorland選手とオランダで毎週トレーニングをしていました。当時の私はCorine Dorland選手の当て馬のような扱いでした(笑)実力がとても近くてインターバルトレーニングでは負ける事さえありました。
彼女はBMX出身選手だった事もあり、女性で筋力が少なくても自転車の扱いが非常に上手くて参考にしていました。また女性はどうしても太りやすいですが、彼女の食事のとり方や、取り組み方など非常に参考になりました。
サイクルクロスへの取り組みも、ヨーロッパの選手は身体が資本なので、体調には非常に気をつけています。どうしても日本のレースでは機材優位で語られる事もありますが、競技としてのサイクルクロスは、優れた身体が資本です。トレーニング、食事、休養や、レース後に首にタオルを巻いて冷やさないなど、次のレースに備えた体のケアも徹底しているので参考にしたいところです。
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Q:池本選手ご自身の、来季の目標や課題を教えてください。海外レース、および国内レースは、何を基準に選ばれますか?
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海外レースに参加するには、楽しい事ばかりではありませんが、再びチャレンジしたいです。今回の遠征では自分のレベルにあったレースを走る事の大切さを改めて思い知りました。来季は自分のレベルに合ったレースを選び、ナショナルレースを中心に走りたいと思っています。そして現地の方々との繋がりをもっと大切にして、広げて行きたいです。
国内レースの参戦は、自宅(神奈川県横浜市)から近いレースに参加したいと考えています。これまで関東近郊ではサイクルクロスレースが少なく、レースを求めて各地方に毎週のように遠征していました。
レースに参加するには、トレーニング、休養、参加費、機材メンテナンス、マッサージ等が不可欠です。私は職業プロではありませんし、ほとんどの事を自分で行わなくてはなりません。往復数百キロの距離を自分で運転して、ホテルに泊まり、レースを走っていましたが、この状況では疲労してしまいコンディションを崩してしまう事もありました。負担の少ない関東近郊のレースに絞り、より高いコンディションで一つ一つのレースを大切に走りたいと考えています。
Q:最後に、BIORACERのウェアの感想をお願いします。
BIORACERのウェアはレースのためのウェアだと感じます。特にワンピースの着心地が気に入っています。試着した時は『小さいかな?』と感じましたが、伸び縮みしやすい素材なので着てみると苦しい事もありません。身体にフィットした着心地なので、自転車から乗り降りの場面でも、サドルにパンツや上半身も引っかかる事も少なく動きの邪魔になりません。
サイクルクロスはウェアが汚れる事が必須ですが、BIORACERのウェアは汚れが落ちやすく、シミになりにくい感じがあります。これまでは、レース後の洗濯では漬け置きや、酷い泥の個所は泥汚れ専用洗剤を使っていましたが、BIORACERのウェアは軽く泥をすすぎ落した後、洗濯機(お湯洗い)に入れると綺麗になっていて驚きました
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Q:BIORACERを着ていたことで、選手や観客に声をかけられたエピソードなどありましたらぜひ。
私達のチーム名が現地の方々にはインパクトがあって、大変注目されました。場内のアナウンスでFRIETEN!と言って貰ったり、受付時にユニークなチーム名だね!と多くの方々に注目して頂きました。またヨーロッパのチームウェアを意識したデザインなので観客の方々やサポーターから、ほめて頂きました。
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シクロクロスの中心はなぜベルギーなのか。海外と日本のレースは何が違うのか。競技としてのシクロクロスが日本で更に広まるには、世界で戦うには何をするべきなのか。池本選手のお話から、シクロクロスの様々な事情を伺うことができました。お忙しいスケジュールの中のインタビュー、ありがとうございました。
来季は海外ではナショナルレースを中心に活動予定の池本選手。ビオレーサーでは、今後も池本選手の活動をサポートして参ります。この2月は来週末東京お台場で開催のシクロクロス東京にも参戦予定とのこと。ご来場予定のみなさま、ぜひ応援のほどよろしくお願いいたします!!
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池本真也
横浜市出身 37歳
中学生の時にロードレーサーを購入し、元プロロードレーサー森幸春さんに出会い、アドバイスを受ける。高校生の時からレース活動を初め、シクロクロス、ロードレースで入賞する。1996年シクロクロス世界選手権ジュニアに出場を機会にシクロクロスをメインに活動し、高校卒業後にオランダへ自転車留学。
                                                      1996~2004年までシクロクロスシーズンをオランダで過し、世界選手権、ワールドカップ、全日本選手権等で実績を残す。2004年から一度シクロクロスに区切りをつけ、Team NIPPOでロードレースをメインに活動し、日本国内の実業団レースや、オランダ、ベルギーでの海外レースで入賞する。
現在はシクロクロスをメインに走り、2015年からは、BIORACERがサポートするFRIETEN(フリッツェン)に所属して活動中。

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