5月29日、2016年のジロ・デ・イタリア最終ステージとなる第21ステージが、クーネオからトリノまでの163kmで開催され、21日間の長い戦いが閉幕しました。唯一の日本人選手として出場していた山本元喜選手も途中落車に巻き込まれながらもゴール。貴重な経験を積みながら、無事に完走いたしました。
NIPPO・ヴィーニファンティーニは、大会終盤、ダミアーノ・クネゴ選手の山岳賞獲得をめざして戦いましたが、最後の山岳ステージとなった第20ステージで、ミケル・ニエベ(スペイン、チームスカイ)に逆転され、結果として山岳賞2位でレースを終えました。
山本元喜選手のコメント
今の気持ちは正直ホッとしているという感じです。チームからジロ・デ・イタリアに自分が出ると発表になった時から「なんとしても完走しなければいけない」というプレッシャーを感じていたので、それから開放されたといった感じです。完走したという実感は確かにあるのですが、完走というのは日に日に近づいてくるものだったので、今日になって急に嬉しいというような感じではありませんでした。それこそ昨日のほうが「全ての山場を越えることができた」という実感で中々寝れませんでした。
NIPPOにスポンサードしていただいているこのチームだからこそ、自分の成長のために「自分を完走させる」ということをチームとして優先的に考えて貰えたのだと感じています。その気持ちに応えるためにも、ここで満足などせずさらに上のレベルを目指して日々精進していきたいと思います。
また自分のブログやフェイスブックに応援のコメントを書き込んでいただいた方やツイッター等で日本から応援して下さっていたファンの方々には本当に感謝しています。連日のレースでコメント等は一切返すことができませんでしたが、皆さんの応援がとても力になりました!
しかし、まだまだ入り口に立てただけ。”この道の先に”あるものを見つけるためにも、気を引き締めて引き続き頑張りたいと思いますので応援よろしくお願いします!
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