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【Bioracerサポートライダー】池本選手にきく海外シクロクロス事情 2017 [後編]

BIORACER_Japanでは、海外の舞台にチャレンジしているアスリートをサポート、シクロクロス競技では、和光機器-BIORACERチームの池本真也選手をサポートしています。

オランダを拠点に海外遠征経験が豊富な池本選手に、国内外のクロクロス事情を伺う後編。海外のレースで得られるものは、日本のレースを走るだけでは得られないものでした。そして、海外に挑戦する日本人選手に必要なものとは?

 

今シーズンの海外でのレース参戦について

 Q7.高校卒業後から海外に自転車留学、1990年代からはオランダを拠点に参戦、今年も年末にオランダ遠征予定と伺っています。遠征の目的を『ヨーロッパの競技性の高さと本気度の違い、世界のトップを目指す選手と走ることで追い込まれた状況でも冷静に走ること』と以前お話しいただきましたが、今年新たに目的としていることがありましたら教えてください。

今現在、自分が世界に繋がるヨーロッパのレースの中でどれだけの位置で走れるかを知りたいです。これは日本のレースだけを走っていては知る事が出来ません。

加えて、今年の新たな目的としては、若い(U23以下の)日本人選手がヨーロッパのレースにチャレンジできる環境作りの足掛かりを作りたいです。世界を目指すジュニアやU23のレースを始めたばかりの選手のために、レースが多く開かれる年末年始に、先ずは体験として日本人選手が遠征できる環境を作りたいです。

日本のレースで選ばれて世界選手権に参加するためにヨーロッパに遠征したとしても、1回のレースしか走れません。それよりも、ヨーロッパでは年末年始の期間は世界の頂点に繋がるレースが週に何度も開催されますので、日常のヨーロッパのレースを走る事で、(ヨーロッパでの対応力を含めて) 本当の自分の力が見えてくると思うからです。

Q8. 今回の参戦予定のレーススケジュールと、特に重視しているレースを教えてください。

今回はオランダナショナルレースを主に走ります。現状の自分の力では欧州のUCIレースを走る力は有りません。もし出走しても30-45分程度で周回遅れにより降ろされてしまいます。しかし、オランダナショナルレースと言えどもレベルは高く、日本のトップ選手でさえ優勝者と同一周回で完走する事が出来ない事もある程です。

レースは自分と力の近い選手と競い合いながら60分間走らないと身体も気持ちも追い込めずに意味がありません。その意味で、今回はオランダナショナルレースを選びました。

※参加予定レース

・12/24 BOXTER(NED National race) 

・12/26NORG(NED National race) 

・12/28VORDE (NED National race) 

・1/6Huijbergen(NED UCI-2) 

・1/7Venlo (NED National race)

Q9. 各レースでの目標、また課題としていることはありますか?

まずは優勝者と同一周回で完走する事。そして賞金圏内の20位以内で走る事です。ナショナルレースでの賞金は日本のレースに比べ少ない金額かもしれませんが、レベルの高いオランダのレースで認められた証でもあります。

課題としては、スピード域の高いレースへの対応力が必要ですが、なによりもオランダのレースへ『チャレンジする気持ち』と『実践する行動力』を持ち続ける事が重要と考えています。

 

Q10. BIORACER_JAPANでは、池本様のように海外にチャレンジしている選手を応援しています。海外へチャレンジする日本人選手はまだまだ少ないように感じますが、その理由をどう思われますか?

これまで何人もの選手がヨーロッパに滞在して本場のレースにチャレンジしましたが、継続している選手は、現在は竹之内選手しかいません。正直に言って、ヨーロッパで活動する事は楽しいだけではありません。異国に滞在していると、自分が生まれ育った国、日本のお正月やクリスマスは華やかに見える事もあるでしょう。ヨーロッパの実力の高いレースでは結果を出す事は難しいですし、協力して頂ける人との繋がりを築くのも大変です。ですので、いち選手としての前に、自らが進んで動ける人間でないと厳しい所があります。

日本のレースでも同じ自転車を使っているかも知れませんが、海外のレースは全く別の競技と言っても言い過ぎではありません。本場のレースで例え周回遅れとなろうとも、世界でどれだけの位置で走れるかを知ることで本当の自分の姿が見えます。これは日本のレースに参加しているだけでは、見えてこない所です。

ヨーロッパへチャレンジした走りや結果は、確実に世界の頂点へ近づき繋がって行きます。異国の国のレースにチャレンジする事は、辛い事や大変な事もあると思います。しかし、今の環境を踏み台にして、自ら進んでチャレンジしている選手を、日本でシクロクロスを楽しんでいる方々にも高い関心を持って評価をして頂き、もっと具体的に応援していける環境にしたいですね。

BIORACERのサイクルジャージについて

Q11. 新デザインの感想はいかがですか?海外のサイクルジャージブランドは、沢山のスポンサーロゴを絶妙に配置するのが上手ですが、今回のデザインも弊社内でもロゴとカラーリングがクラブチームのようで格好いい!!と評判です。

今回のサイクルジャージはBIORACER様が作って頂いたデザインを元に、デザイナーをしている高橋まきさんにアレンジして頂きました。色数を少なくシンプルながらヨーロッパのクラブチームあるような素敵なデザインが気に入っています。私の名前も入っているので、サイクルジャージのタグに名前を書かなくても無くす心配がないのが嬉しいです!!

Q12. BIORACERサイクルジャージの感想をお願いします。レースの機材として、サイクルジャージのどんな点がメリットとなるか教えてください。 

2年前に作って頂いたサイクルジャージより、着心地、素材共に進化しています。欧米メーカーの物は、小さいサイズだと骨格が違う子供用の物も多いのですが、今回作って頂いたビオレーサーのサイクルジャージは身長166㎝の小柄な大人の日本人の骨格にも問題なく合います。

また、暑い時にはワンピースのサイクルジャージのジップを開けて走る事がありますが、全体が身体を包み込んでくれている様な着心地なので、ジップを開けてもバタつきません。新しいシクロクロス用ワンピースは防水ではありませんが、撥水加工がしてありますので、荒れたレース等で水たまりに突っ込んで走っても水を弾いてくれます。またビオレーサーのワンピースはレース後の洗濯も汚れを落としやすいのが気に入っています。

画像提供:春日部写真店様

前編はこちらから>>

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個人で活動をされている池本選手。レースに臨むにも、エントリー、会場までの移動、遠征の手配、トレーニング、機材メンテナンス、身体のケアなどほとんどをご自身で行ってらっしゃいます。海外のレースに参加するのも同様です。そのような制約がありながら目標をしっかりと見据えて活動している姿に、私たちもいつも強い感銘を受けます。CaLORSでは、池本選手の海外のレースについてもレポートをしていきたいと考えています。池本選手への応援をお願いしますとともに、今後のレポートにもぜひご期待ください。


池本真也(イケモト シンヤ)

神奈川県横浜市出身 39歳。

高校からレース活動を初め、シクロクロス、ロードレースで入賞する。高校卒業後にオランダへ自転車留学。このころからシクロクロスをメインに活動、1996からはオランダやベルギーにシクロクロス遠征に出かけ、ワールドカップ、スーパープレスティージ、GVAシリーズを転戦。その後Team NIPPOでロードレースをメインに活動し、日本国内の実業団レースや、オランダ、ベルギーでの海外レースでの入賞経験を持つ。2017年は和光機器-BIORACER所属、シクロクロスをメインに日本国内外で活動中。


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