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【BIORACERサポートライダー】車いす陸上競技のプロアスリート副島正純選手のインタビューをお届けします


BIORACERがサポートする副島正純選手(以降副島さん)は、2004年のアテネ・パラリンピックの車いすリレーで銅メダルを獲得。北京・ロンドンのパラリンピックにも出場の他、ボストンマラソン、ベルリンマラソン、ニューヨークシティマラソンで優勝するなど、世界トップクラスの車いすマラソンアスリートです。副島さんは、現在「東京2020パラリンピック大会」出場を目指すとともに、自ら代表を務める「一般社団法人ウィルチェアアスリートクラブ ソシオSOEJIMA」を通して若手アスリートの育成にも力を注がれています。

5月の連休前、ボストンマラソン、ロンドンマラソンに参加した直後に帰国し、都内で開催された子供を対象とした車いす陸上教室にお伺いして、貴重なお時間をいただきインタビューさせていただきました。


Q1:まず、初めに副島さんが車いすでのレースをはじめたきっかけをお教えください。

20代の頃に、家業の鉄工所での事故で脊髄を損傷してしまい、以来車いすでの生活になりました。最初は、寝たきりから、身体を起こすリハビリからはじめました。その後、ようやく身体が起こせるようになってから、車いすに乗せてもらい、少しづつですが自分のことは自分でできるようになりました。その後、大阪の車いすの患者さん専門の病棟がある病院にリハビリのため入院、その際知り合った方に誘われて、初めて車いすでの陸上競技に出会いました。退院後、地元の長崎に帰ってから直ぐに先輩たちから競技用の車いすをお借りして練習を開始しました。

Q2:初めから、本格的な車いすでのレースに取り組んだのですか?
最初は、車いすでスポーツできるとは思っていませんでしたが、車いす陸上競技と出会ったことで、目の前がぱっと明るくなりました。また、練習に参加することで、スポーツで汗を流す楽しさ、人に会える楽しさに目覚めました。最初は、ただ単に速くなりたい、勝ってみたいとの思いだけでした。その後、国内の大会に参加するようになりましたが、しばらくは上位に入賞することはできませんでした。30歳の時に、リオで開催されたパラリンピックで友人がメダルを獲得したのをきっかけに、自分の具体的な目標がアテネのパラリンピックになりました。


Q3:競技と仕事を両立するにあたってのご苦労をお教えください。
車いす競技は、専用の車いすの費用や遠征のための費用など、すごくお金がかかります。最初の年は親からの援助を受けていましたが、自分で生活費と競技費用を得るために、地元の長崎では就職できず、福岡で車いすを販売する仕事に正社員として就きました。ただし、昼間に仕事した後、毎日深夜まで練習する生活では十分な練習と休養が確保できないとの思いから、途中でパートタイマーにしてもらい、もっと競技に専念できるようにしました。収入は減りましたが、練習に集中することで日々のストレスも減り、結果として2002年アジア大会の車いすマラソンで優勝することができました。メダル獲得後、地元のメディアに取り上げられたりした事で、新たに競技との両立が可能な職場にも巡り会えました。


Q4:現在の目標と練習方法、活動内容などをお教えください。

現在の目標は、「東京2020パラリンピック大会」への出場です。そのため、私自身がレースディレクターを務める東京マラソンや海外のメジャーなマラソン大会への挑戦も続けています。日々のトレーニングは、毎日40kmぐらいのロードトレーニングや全身の筋トレとして効果があるバトルロープやウェイトトレーニングなど、腕以外の部分も含めバランスを考えながら取り組んでいます。
また、2014年に立ち上げた社団法人を通して、車いすの子ども達が世界レベルの競技者を目指せるような環境の提供と指導を行い、子ども達のチャレンジをサポートするための活動も行っています。現在は、その他にも「東京2020パラリンピック大会」とも繋がる活動として、東京都江戸川区主催の子供を対象とした車いす陸上教室を毎月開催したりしています。




【BIORACERサポートライダー】副島正純選手および着用ウェアご紹介
副島選手着用ウェアはトライスーツをベースに、パッドを無くし両腕および両足をロング仕様に変更。その他、副島選手の体型に合わせて各所を調整したフルカスタムスーツです。競技中は、正座した深い前傾姿勢のまま両腕で車輪を回すためのハンドリムを叩き続けるため、わずか数レースで両腕の内側が車輪カバーの縁と擦れて、擦り切れてしまうそうです。副島選手からは、「身体にぴったりフィットして風によるバタつきが一切無く、かつ動きを妨げる窮屈な部分もありません。また、汗の発散が良く通気性に優れている点もレースに集中できます。」とのご感想をいただきました。
参考:BIORACER トライアスロン用アイテム

【所属】
一般社団法人ウィルチェアアスリートクラブ ソシオSOEJIMA
マラソン自己最速記録:1時間18分50秒(2011ボストンマラソン)
2004年より4大会連続パラリンピック出場
【略歴】
1970年8月31日長崎県生まれ。
23歳の時、事故により下半身不随になり車いす生活に。
ロンドン2012パラリンピックで日本人最高の4位入賞。
一般社団法人ウィルチェアアスリートクラブ ソシオSOEJIMA設立。

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