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【サポートライダー】東京オリンピックに向けた戦い- 梶原悠未選手インタビュー[前編]

BIORACER_Japanでは、海外の舞台にチャレンジしているアスリートをサポートしています。トラック競技でアジアチャンピオン、全日本チャンピオンを獲得し好調な梶原悠未選手(筑波大学)に、東京オリンピックに向けた戦いとなる、10月からのワールドカップのシーズンを迎えた意気込みを伺いました。前編、後編の2回にわたりお届けします。

1.アジア競技大会、全日本選手権での好成績について

Q1. 8月のアジア競技大会では、見事オムニアムで金メダルを獲得しました。おめでとうございます。 狙いに行って取った金メダルだとうかがいましたが、準備は万全でしたか?

アジア大会は4年に一度の大会です。また、自転車以外の他の競技も開催される大会でしたので、国内でもニュースに取り上げられ注目が高い大会でした。私達の自転車競技が出発する前に行われた競泳で、代表選手が金メダルを獲得している姿をテレビで見て、『自分も金メダルを獲りに行く!』という気持ちを強く持っていました。現地入りしてからも準備は万全だったと思います。

- 今年は猛暑でしたが、大会前のトレーニングや体調に影響はありませんでしたか?

アジア大会直前の7月と8月は伊豆で合宿がありました。例年にない厳しい暑さでしたので、トレーニングを涼しい時間帯に移すなど工夫することで、体調を崩すこともなくレースにのぞめました。 
Q2. 9月の全日本選手権では4冠達成、10月の全日本選手権オムニアムでは完全勝利での優勝といずれも素晴らしい成績で、国内では圧倒的な強さと言われています。照準をどこに設定してモチベーションを保っていますか?

今の私には、2つのレースがあると考えています。ひとつは、自分より強い選手に向かっていく、自分の力を試す挑戦するレース。もうひとつは、絶対に勝たなければいけないレース。この2つです。アジア大会と全日本選手権では、いずれも常に1番であり続けたいと思っていました。なぜなら、自分にとって絶対に勝たなければいけない、落としてはいけないレースだからです。勝たなければいけないレースで勝ち切る、結果を出せるようになったことが大きな成長だと感じています。

自分自身は好調だとは感じていても、やはりレース終了後は気持ちが疲れてしまうこともあります。ですが、今年はしっかりリフレッシュして気持ちを切り替えてトレーニングできた成果が、アジア大会と全日本選手権で良い結果になったと実感しています。自分が目指しているのは世界のトップレベルです。そのレベルでこの後10月からのワールドカップシーズンは戦っていくことになります。昨年よりも良い成績を残せた時に初めて、昨年以上に強くなったと実感できるのではないかと思っています。

今の一番の大きな目標は、やはり東京オリンピックでオムニアムでの金メダル獲得です。その目標に向かって、自分の時間を全てつぎ込んで全力で準備していくことが重要になります。モチベーションは世界のライバルの選手に勝つこと。ですので、国内やアジアでは絶対に勝ちたいという思いで、日本とアジアで1位というタイトルをもって世界の舞台に挑む事を目標にしています。

Q3.  10月からワールドカップのシーズンが始まります。今期は東京オリンピックの枠を狙っていく戦いとなるため、いっそう意気込みもあるかと思います。今期の目標を教えてください。

【オリンピックの出場枠について】

トラックの中距離は、4人で走るチームパシュート(団体追抜き)、2名で走るマディソン、オムニアムの3種目。【チームパシュート】は、UCIポイントでランキング上位8チームに出場枠が与えられます。【マディソン】は、同じくUCIポイントでランキング上位8チームに出場枠が与えられます。加えて、チームパシュートで出場枠を確保している8つのチームにも出場枠が与えられ、合計16チームになる可能性があります。【オムニアム】は、UCIポイントでランキング上位13位までのチームに出場枠が与えられます。加えて、マディソンでのランキング上位8チームにも出場枠があたえられ、合計21チームになる可能性があります。

東京オリンピックの出場枠ですが、説明をするとかなり複雑で難しいです。ですが、自分は3種目すべて出場を目指していますので、10月から始まるワールドカップシーズンでは、1戦も落としたくない(負けたくない)と自分自身に緊張感を持ってのぞんでいきます。

出場するレースですべて上位に食い込まないと、オリンピックの枠は厳しくなると思っています。確実に3種目の出場枠を獲得するためには、世界選手権ではどの種目も5位以内に入る必要があると考えています。今の目標は、出場するレース全て表彰台にのること。そして、シーズン最後の世界選手権でメダルを獲得したいです。

3.メディアに注目されることについて

Q4. テレビなどメディアで取り上げられることがますます増えてきていると思います。以前から自らもっと発信して競技を知ってもらいたいと発言されていましたが、ご自身の活躍で、競輪以外の種目が確実に注目を集めていることをどう感じていますか?

東京オリンピックが近づくにつれて、自転車競技や私自身のことを取り上げていただく機会が本当に増えました。すごく嬉しいですし、もっと競技の魅力を伝えられるよう活動していきたいです。他の競技の同年代の選手に負けないくらいの成績を残して、これまで自転車競技に興味が無かった方にも注目してもらえるように頑張りたいです。中でも資生堂の取材を受けたことは大きな反響がありました。多くの方に『テレビ見たよ』などと声をかけていただけるのが嬉しいです。

- 取材だけでなく、自転車盗難被害防止キャンペーンの活動にも貢献されていますね。梶原選手の活動に目を止める方がますます増えますね。メディアに登場する時にBIORACERのサイクルジャージを着ていただくことも多く、私たちもとても光栄に感じます。

BIORACERのサイクルジャージはとてもかっこいいので、私自身もかっこよく映るのがとても嬉しいです。世界戦舞台で… 後編に続く>>

 

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【サポートライダー】梶原悠未
1997年4月10日、埼玉・和光市生まれ。筑波大学。
中学までは水泳に取り組み、高校入学時に自転車競技に転向。2014年全日本選手権ジュニアのロードレース、タイムトライアルで優勝。2015年アジアジュニア選手権では5冠達成。2016年からエリートに上がり全日本選手権ロードに出場。2018年8月アジア競技大会オムニアム優勝。2018年9月の全日本選手権では4冠達成、10月の全日本選手権では完全勝利でオムニアム優勝。


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