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【Bioracerサポートチーム】愛三工業レーシングチーム 第21 回ツール・ド・熊野 レースレポート


BIORACER Japanでは、サイクルスポーツ強豪国である本国ベルギーをはじめ、ドイツ、オランダ、ルクセンブルグなど各国ナショナルチーム採用サイクルジャージ同様の、ハイクオリティなカスタムサイクルジャージを日本のお客様にお届けしています。

UCIアジアツアーに参戦しているBIORACER製ジャージを採用する「愛三工業レーシングチーム」のチームマネージャー別府様のレースレポートをお届けします。

第21 回ツール・ド・熊野 UCI 2.2 レースレポート


ツアーオブジャパンの翌週に、ツールド熊野に出場しました。今回のレースから新たに外国人選手、クリスティ・ジェイソンを起用。この選手は2016、2018年のニュージーランドのナショナルチャンピオンで、今年のオセアニア大陸選手権でロードレースとタイムトライアル共に2位に入っている選手です。以前からやりとりがあったことやチームのランキングアップのためもあり、チームに加入することになりました。新たなメンバーが加わり、心機一転して熊野のテクニカルでエキサイティングなコースに挑みました。

テクニカルなコースに翻弄されるも、岡本・草場が好走


熊野のプロローグは川沿の遊歩道のようなところをコの字に走る700mの個人タイムトライアル。大きなタイム差はつかないため、リーダージャージを決める顔見世的なレースです。ここで5番目に出走した岡本が暫定3位になる走りを見せました。しかし最終組でベストタイムが多く更新があり、岡本は最終的に9位で初日を終えました。

第1ステージは昨年コースを隔てるトンネル内のフェンスがレース中に倒れてキャンセルになりましたが、今年はそのトンネルが明るくなり、危険度が下がりました。そして山岳ポイントだった場所が通過点となり、コースが延伸して新たに山岳ポイントが新設されて、その後にもテクニカルな下りと立ち上がりが増えて、さらに難易度が上がりました。その山岳ポイントに至る場所は道幅も狭く、序盤から集団が分断されることが目に見えていたため細心の注意をして位置取りをしていくことを、事前のミーティングで話し合いました。

スタートしてアタックが続いて、最初の4名の逃げに草場が入りました。その後メイン集団と1分弱の差で2周目に入り、メイン集団も狭い山岳ポイントまでの道に入りました。そこでアタックを機に集団が分裂。前に位置していた住吉は先頭に入ることができ、その他の選手は間が空いてしまい、前に行くことができませんでした。先頭にいた住吉でしたが、度重なる追走グループのアタックで遅れてしまい、メイングループに戻ってしまいました。

15名の追走グループは草場を含む逃げていた4名を吸収して19名のグループになり、これが決定的になってしまいました。19名はメイングループに6分の差をつけてフィニッシュ。草場はステージ優勝を狙い4番手で最終コーナーを立ち上がり、ステージ10位でフィニッシュしました。警戒していたチームは複数乗せていただけに、前に行く気持ちが足りなかった感が否めません。個人総合の可能性がなくなってしまったので、第2ステージからはステージ優勝狙いに切り替えました。

チームの脆さが露呈してしまった第2ステージ・第3ステージ


第2ステージの熊野山岳は、上りの厳しさもさることながら、下りもかなりテクニカルなステージで、総合力が試されます。愛三の作戦は、とにかく逃げに入ること。またモニエとクリスティが上りでどれくらい勝負ができるかがキーになりました。序盤からアタックがかかり、少人数の逃げが決まりましたが、1回目の千枚田の2.5kmの上りでキナンのスペイン人選手がアタックして独走を開始。それに数人がついていき逃げグループになりました。

愛三の選手はメイン集団に待機して、一番長い6kmの札立峠に備えました。上り口を前で入った住吉とモニエが第3グループ、早川とクリスティが第4グループで札立峠を越えて、その後の下りでそれらの集団は一つになりました。そして最後の千枚田の上りでグループは再び分かれて、逃げ2名、メイングループ、モニエのいるグループ、クリスティを含む4名という形になりました。モニエはメイングループに追いつくことができましたが、クリスティはもうちょっとのところで追いつくことはできませんでした。結果モニエはトップから29秒差の20位でフィニッシュしました。リザルトを見ると日本人選手は5名。厳しいレースになりました。

第3ステージは太地町の周回コースを回るレースで、残り1.5kmのレイアウトが変わり、道の駅たいじの中を通るレイアウトになりました。入口と出口に段差があり、減速を余儀なくされるため、ここもテクニックが要求されます。さらに当日は雨でカオスな展開になりました。レースは中盤にできた7名の強豪選手が逃げて、草場がそれを追いましたが、タイミングが遅く、追いつくことができませんでした。その7名をリーダーチームのマトリックスが追いかける展開。逃げの7名も速いのですが、マトリックスのコントロールが速く、タイム差が開かない状態でどんどんとメイン集団の人数が減っていきました。

愛三はモニエとクリスティがコースの危険性を訴えてメイン集団から離れてしまい、住吉・早川・岡本・草場が残っていました。残り5周からタイム差が詰まり始めたので、岡本のスプリントのために先頭を引く指示を出しましたが、前に出ることができず、残り2周で3名が離れてしまいます。最後は逃げの7人はバラバラになりながらフィニッシュ。メイングループのスプリントに単独で挑んだ岡本は7番目のステージ14位でフィニッシュしました。コースや天候、身体の調子などいろいろな面で難しいところがあった第3ステージでした。選手たちはベストを尽くしているのですが、それ以上に周りのレベルアップの速度が速く、自分たちの課題が多く露呈したレースになりました。

総評


今回は新しいメンバーに加えて、新しい外国人選手と慣れないことが多かったのもあったのか、チームがチームとしてうまく機能していない部分が多かったです。自分が思っていたよりも選手たちが環境に順応できておらず、反省しなければいけないと感じた。今まで自分が目指していたものと、今の選手たちができること、思っていることのズレによる部分もあると感じたので、彼らの側からもよくチームを見て、身の丈にあった活動をしていったほうが今後のレベルアップにつながる可能性が高いとも感じました。次は日本人選手だけで戦う全日本選手権に出場するので、それまでの間に力以外の部分も補えるように努力していきたいと思います。応援ありがとうございました。引き続きご声援のほど、よろしくお願いいたします。

愛三工業レーシングチーム
チームマネージャー 別府 匠

レースデータ

レース名:第21回ツール・ド・熊野
開催地:和歌山県新宮市・三重県熊野市・和歌山県東牟婁郡太地町
カテゴリー:UCIアジアツアー2.2クラス
開催期間:5月30日(木)〜6月2日(日)4日間
遠征期間:5月29日(水)〜6月2日(日)5日間
プロロー􏰁市田川沿いコース700m
第1ステージ赤木川清流コース100.4km
第2ステージ熊野山岳コース109.3km
第3ステージ太地町周回コース104.3km
総距離314.7km

レース結果

個人総合時間賞32位草場 啓吾ー

ステージ 順位 選手 UCIポイント
プロローグ 9位 岡本 隼
Stage1 10位 草場 啓吾
Stage2 20位 モニエ ダミアン
Stage3 14位 岡本 隼
団体総合時間賞 8位
愛三工業レーシングチーム出場メンバー

【選手】
早川 朋宏
草場 啓吾
住吉 宏太
モニエ ダミアン
渡邊 翔太郎
岡本 隼
クリスティ ジェイソン
【スタッフ】
別府 匠 チームマネージャー
小松 定俊 メカニック
久保 真一 トレーナー(201 マッサージ療院)

愛三工業レーシングチーム・主な採用サイクルジャージ

RACE サイクルジャージ
最先端のエアロダイナミクスを駆使し、空力性能を最大限に高めた半袖レーサージャージ。かなりタイトなフィッティングながら、レースポジションにおいての快適さと、筋肉をしっかりとサポートして、よりパフォーマンスを長く持続させる役割も備えています。

RACE ビブショーツ シリオ
ビオレーサーの中でも、よりレース志向の高いサイクリストのためのビブショーツ。機能的で全方向に伸縮するSIRIOを採用、まるで第二の皮膚の様な快適な着心地としっかりと筋肉をサポートするコンプレッション機能を提供。長時間のレースで高いパフォーマンスをキープできます。

RACE ロードレースワンピース メッシュ
軽量なエアーメッシュ素材を前面と背面に使った、蒸暑い天候でも熱がこもらず、熱帯気候でのレースに最適なスーツ。エアーメッシュ素材の構造が、過酷な条件下でも自然に汗や熱を逃がします。

 

「愛三工業レーシングチーム」ウェブサイト


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