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【Bioracerサポートチーム】サイクルウェアの本質とは- 愛三工業レーシングチーム 別府監督インタビュー Vol.03


私達は、BIORACERを採用いただいた皆さまが勝利すること自体が、選んでいただいた方へのサポート(貢献)だと考えています。そんな、『強くなりたい』『勝ちたい』という思いからBIORACERを採用していただいている現場の声を、ブログにしてお届けしています。

今年からビオレーサーをチームウェアに採用いただいた愛三工業レーシングチームは、アジアツアーを舞台に活動している日本で唯一のUCIコンチネンタルチームです。海外の舞台にチャレンジしているアスリートをサポートするBIORACER_Japanにとっても、念願のチームサポートとなります。

ツアーオブジャパン開催中の合間を縫って、別府匠監督にチーム創設への想いや理念、若手選手へ伝えたいことなどを語っていただきました。3回目のテーマは「サイクルウェアの本質とは」をお届けします。

3. サイクルウェアの本質とは

今市場にある一番良いものを提供したい

Q. 機材のこだわりの一環として、サイクルウェアも投資すべき機材であるという考えはお持ちですか? 住吉選手がSNSで『ビオレーサーにしてから股ずれが解消された』と発言されていたのですが、パッドのフィット感はやはり重要ですか?

チームとしてはもちろん、今現在市場にある中で一番良いものを選手に提供したいと思っております。サイクルウェアは、特にパッドのフィット感がレースに大きく影響を与えるので重要です。一度股ずれを起こしてしまうとシーズン中は永久に続いてしまいますし、衛生面でも良くありません。そして、トラブルを抱えていること自体がとてもストレスになりますので、ひとつでもストレスを解消できるのはありがたいことです。


Q ビオレーサーは以前からご存知でしたか?

ベルギーやオランダのナショナルチームが採用しているのは以前から知っていました。トラック競技をはじめとして様々な競技の表彰台で、各国ナショナルチームが身に着けているのを見ていましたし、また、日本でビオレーサーがシクロクロスの画像を収めたブックレットを作ったのをいただいて拝見したこともあり、存在は知っていました。新たにチームウェアのサイクルウェアブランドがないか、クォリティが高い信頼できるサイクルウェアを探していた時に、改めてビオレーサーについて知る機会がありました。

2015年頃、私が選手強化のためのレース出場のためベルギーに滞在していたのですが、ビオレーサーの本社を訪れる機会がありチームの拠点から200kmくらい自分で車を運転していきました。現会長(当時社長)のレイモンド氏が直々に対応してくれ、自ら工場と社内を親切に案内してくれました。本社の雰囲気や製品の品質を自分の目で確認したことで、ビオレーサーは無償提供はしていないためバジェット(予算)は使うけれど、このサイクルウェアを使えば次につながる、チームが次のステージに上がれる気がしました。

本当の『開発』とは


Q. ビオレーサーは『勝つためのウェア』を理念に掲げていますので、アジアを舞台に活動している愛三をサポートできることは、クランノートとしても念願のことです。ビオレーサーのどこに共感しましたか?

採用の決め手のもうひとつは、ビオレーサーのサイクルウェアに対する姿勢です。まず、自社で膨大な資金を投資して研究開発している点で競合他社を抜きんでています。ベルギーの本社を訪れた際に、自社で自力で開発をするという本当の意味を実感しました。パッドを2万回叩くテストの様子や、逆さにしたショーツのマネキンで1点1点ショーツにパッドを縫い付けている様子、テンペストの生地が水を弾く様子をみて驚いたことを覚えています。

そして、サイクルウェアだけでなく、当時はまだ日本にはなかったBIORACERエアロ(仮想風洞実験システム)も見学させてくれました。他国のサイクルウェア企業が自社で開発することと、自転車競技の本場ヨーロッパで認められているサイクルウェア企業の行っている開発との違いを、まざまざと感じたことは忘れられません。

パッドテスト/パッド縫製/テンペスト生地が水を弾く様子


そして何より、私のような日本人の若造がいきなり訪問したにも関わらず、社長のレイモンド自身が『選手が勝つためにこれだけのことをやっている』と熱く語ってくれ、誠実に丁寧に対応をしてくれたことにも感動しました。ビオレーサーは自転車競技に対するパッションがこれまでの企業とは違う、と感じたのです。

また、ビオレーサー本社だけでなく、日本総代理店のクランノート代表和田さんの理念にも共感し、協力したいと強く思ったのも理由のひとつです。とても個人的な理由にはなりますが、和田さんと話をする中で、ビジネスというよりも、自転車競技や自転車業界に対する強いパッションを感じて、この人とお付き合いをして行きたいなと思ったからです。

Q. ビオレーサーは、選手が勝つために小さな要望にも耳を傾けて改善する姿勢は常に持ち続けています。

世界の舞台、特にTTウェアのシェア率の高さからも、ビオレーサーの魅力がわかると思います。アジアでもサイクルウェアブランドはありますが、現時点ではやはりトラブルが多いことは否めません。その点、自転車の本場ヨーロッパでもまれてきたサイクルウェアは品質が高く、特に寒さに対する機能が非常に優れているので、日本でのレースでも評価は高いです。


ヨーロッパは一日のうちでも気温差が激しく天候が目まぐるしく変わります。風の強さや冬の寒さは日本の比ではありません。日本以外の、特に東南アジアなどの国のサイクルウェアブランドの問題点は、冬という季節がないことから、冬のサイクルウェアのノウハウがないこと。そのようなメーカーから供給されるウェアで、どうやってチームが冬場のレースや練習に対応できるのでしょうか? 

であれば、初めから豊富なノウハウと商品力を持ったヨーロッパのサイクルウェアブランドを選ぶべきだと思いました。ヨーロッパのブランドはデザインにも力をいれていますので、機能の高さとデザインを兼ね備えているのも魅力です。近年はヨーロッパのサイクルウェアブランドを真似たブランドも多いのですが、やはり競技の本場ヨーロッパで沢山のチームや選手のフィードバックを受けて常に開発され続け、過酷な環境で鍛えられた本質を備えたサイクルウェアには及ばない、というのが本音です。

実は、以前あるブランドにメッシュ素材でサイクルジャージを作ってもらったことがあったのですが、アジアの過酷な暑さではメッシュ生地は透き通ってしまい身体への負担が大きすぎました。見た目は涼しそうに見えても、実際に着て走ってみると全く違う結果でした。

これからは、アジアでのサイクルウェアに必要な機能を、我々がヨーロッパにフィードバックすることで、アジアのレースに適したより良いウェアができるのではないかと思います。実績を備えた良いサイクルウェアがすでにヨーロッパにはある。その良いウェアをアジア向けに改良をしていくことが、一番正解への近道だと感じています。現に、アジアや日本人の選手用に、ビオレーサーでは新たにXXSサイズのパターンを作って要望に応えてくれています。この柔軟で真摯な姿勢にとても共感を覚えます。


Q. 選手からビオレーサーのウェアへの意見はありませんか?

今年ビオレーサーに変えてから選手達から不満の声は特にありません。『良いものには文句のつけようが無い』『困ったところが無いことを上手く言葉で伝えられない。どうしたものか?』と言っています。着ていることを意識させない、ストレスが無い。つまり、修正するところが無いので今のままでいい、という意見です。あるとしたらサイクルウェアの機能には関係が無いことばかりです。ゼッケンを付ける安全ピン以外の方法は無いか?とか、遠征先のコインランドリーが自動で柔軟剤を入れてしまうので困るとか(笑)


Q. サイクルウェアによるアドバンテージを感じることはありますか?

ビオレーサーを採用することが決まり、サイズサンプルをお持ちいただいて試着をしたのですが、その時のサンプルウェアがベルギーナショナルチームカラーのデザインでした。私個人はナショナルチームカラーのデザインにテンションが一気にあがりました。若い選手たちはクールであまり感情を表に出さないのですが(内には秘めてふつふつとしているんでしょうけれど!) 世界最高峰のサイクルウェアを使っている、というアドバンテージは皆感じていると思います。

また、海外のサイクルウェアブランドは日本人の体形を考慮してないという声もありますが、私は違う意見です。パネル形状と自転車競技専用に開発された最適な生地の組み合わせで、フィット感については海外ブランドでも全く問題はありません。

むしろ、サイクルウェアの機能をきちんと発揮するためにはサイズが肝です。日本人はタイトに着用することを嫌う傾向がありますが、これはサイクルウェアの着方、特にサイズの選択がまだまだ未熟だということ。これは本場の文化がきちんと伝わっていないことも原因かと思います。

ツールのチームや強豪ナショナルチームでは、トップ選手たちがどのレースにどのウェアを選んでいるのか、サイズ感はどうなのか、そのウェアの仕様がどうなっているのか、日本の皆さんも良く知っておくことが重要です。ビオレーサーがなぜこの仕様を選んだのか。それは、ビオレーサーがトップ選手の意見を取り入れつつ、トップ選手たちが勝つために最適だと選択した仕様だからです。これからは、レースの展開や結果だけでなく、トップ選手たちがどのようなサイズ感で何を着用しているのかにも注目して、サイクルウェアの文化や知識を深く知り最適なウェア選びに活かしてほしいです。

以前のインタビューはこちら

UCIコンチネンタルチーム

愛三工業レーシングチーム/UCI登録名:AISAN Racing Team

http://www.aisanracingteam.com/

「グローバルな環境で活躍できる日本人の育成」”From JAPAN to ASIA, From ASIA to the WORLD”をチームの基本理念として掲げ、グローバルな環境で挑戦できる活動を続けています。
チーム目標は、UCIアジアツアーでのUCIポイントの獲得、そしてUCIチームランキングと個人ランキングの上位を目指すことで選手たちの世界的価値を高め、オリンピックや世界選手権の出場枠獲得にもつなげます。さらに、2020年東京オリンピックでの日本人選手の活躍を視野に入れ、日本ナショナルチームから必要とされる人材を育てると共に、今まで通りチームの枠を超え日本人選手・スタッフが一枚岩で活躍できる環境整備にも協力していきます。また、新たにチームドクターを雇用し、チーム全体でアンチドーピングに対する意識を高めていきます。

愛三工業レーシングチーム・主な採用サイクルジャージ

RACE サイクルジャージ
最先端のエアロダイナミクスを駆使し、空力性能を最大限に高めた半袖レーサージャージ。かなりタイトなフィッティングながら、レースポジションにおいての快適さと、筋肉をしっかりとサポートして、よりパフォーマンスを長く持続させる役割も備えています。

RACE ビブショーツ シリオ
ビオレーサーの中でも、よりレース志向の高いサイクリストのためのビブショーツ。機能的で全方向に伸縮するSIRIOを採用、まるで第二の皮膚の様な快適な着心地としっかりと筋肉をサポートするコンプレッション機能を提供。長時間のレースで高いパフォーマンスをキープできます。

RACE ロードレースワンピース メッシュ
軽量なエアーメッシュ素材を前面と背面に使った、蒸暑い天候でも熱がこもらず、熱帯気候でのレースに最適なスーツ。エアーメッシュ素材の構造が、過酷な条件下でも自然に汗や熱を逃がします。

 

「愛三工業レーシングチーム」ウェブサイト


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