サイクルジャージを専門に卸す弊社としては、異色の取扱品Salice(サリチェ)。我々も当初、某イタリア人のマフィア的ルート(笑)から取扱いの打診を受けた時は、断る予定でした。サリチェは知る人ぞ知るイタリアの有名ブランドですが、国内では某大手ブランドの一人勝ち。ブランド認知から展開していくにはかなり大変な作業かなぁと。ただ断るにしても実際に訪問し社長とじっくり話をしてから最終判断を下すのが筋だと思い、昨年本社へ訪れました。ただ、訪問するからには国内展開の絵を描いておかなければ、と言う事でPISSEI(ピセイ)とのコラボ商品を事前に提案していました。
サリチェ本社
サリチェは、コモ湖北部に位置するグラヴェドーナに本拠地をかまえています。夏はバカンスの人たちで賑わう、非常に景色の良い街です。ただ、訪問するには都市部からかなり遠方で気合いがいりますが…本社は地元の人であれば誰もが知っている、雇用も含め地元に大きく貢献している企業の一つです。工場の外観が工場らしくなく見つけるのに少々時間を要しましたが、歴史ある会社だけにかもしだす雰囲気も独特でした。
役員会議室
そんな中、日本での展開について現状や競合、海外通販の事など様々な話をしました。他のメーカーですと日本の状況が分からないので、非常に興味深く聞いてくれるのですが、社長はどちらからと言うと「こいつに任せる事ができるのか?」と私の人格を品定めをしているような雰囲気で、頷きもせず、ただひたすらこちらの目をみている。そんな感じでした。正直、こちらも事前に販売店へ認知度を調査、殆どの店長/店員がサリチェを知らない現状で、他国同等の条件やコラボの話が無いと厳しいかなぁと。ただ、イタリアではピセイよりもサリチェのほうがブランドとしても数段上、また今までサリチェがコラボをやった実績など聞いた事もないので、無駄足になるかなぁと思ったのですが…
次回に続く….
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