TEAMの向山選手には、ご自身のブログで「今年使ってみて良かったアイテム」にも、SALICEを取り上げていただいてます。ありがとうございます!
『レースに集中するためにはかけていることがストレスにならないサングラスはとても大事』とのこと。今回、向山選手から、ワンシーズン着用頂いたレポートをいただきましたので、ご紹介いたします。「SALICEを使ってみたいけど、着用感はどうなんだろう?」という方、ぜひご一読ください。
【フィット感について】
シーズン前に005と006を試着させて頂きましたが、その際小顔用005の方がテンプル部分の締め付けが強く、オフロードではサングラスが暴れなくて良いなと感じました。舗装路と比べ、オフロードでは振動が多く、サングラスがずれやすくなるので、舗装路よりも高いフィット性が必要となるためです。
しかし、見た目の格好良さでは006の方が気に入っており、フィット感か格好良さかで迷った挙句、見た目を重視して006を選んだ経緯がありました。そして、実戦使用では、フィット感については特に大きな問題もなく使用することが出来ました。確かに005の方が高いフィット感が有っただろうと思いますが、006でも、以前使っていた他社のサングラスと同じくらいのフィット感はあり、激しい振動が有る時は多少ずれることがあったものの、特に大きなストレスもなく使用出来ました。
【レンズについて】
今シーズンはクリア、オレンジ、ミラーの3種類のレンズを使用しました。各レンズごとの使用感は以下の通りですが、どれを使っても視界が良好なうえに、悪天候(今シーズンは雨のレースが多かった)においてもレンズが曇ることもなく、ストレスフリーで使用出来ました。
特に、シクロクロスの場合はロードレースより巡航速度が遅い分、レンズが曇り、途中でサングラスを捨てることもあるのですが、SALICEを使用したレースについては一度もそういうことは起こりませんでした。
クリア
幕張のナイトレースなど、視界が暗いレースで使用。特に幕張では期待以上の性能を発揮してくれました。性能の低いクリアレンズを夜に使用すると乱反射が酷く使い物にならないのですが、SALICEのクリアレンズは照明やカメラのクラッシュの中でも乱反射せず、レースに集中することが出来ました。幕張では会心のレースが出来ましたが、レンズに助けられた部分が大きかったと思います。
オレンジ
薄目のオレンジ色のレンズはどんな状況でも使えるので、以前から一番気に入っているレンズでした。SALICEのサングラスでも殆どのレースをこのオレンジで走りました。とても汎用性が高いレンズなので、どんな時でもとりあえずオレンジレンズにしておけば大丈夫と言う安心感がありました。特にお台場のシクロクロス東京においては、雨が降り薄暗い中で、林区間はかなり見辛くなっていましたが、オレンジレンズはかなり暗くても視界がしっかり確保出来、林区間は周りの選手より楽に走れたと思います。
晴天時、河川敷などの開けたコースで数回使用。晴天でまぶしい時に何度か使用しました。まぶしさを抑えると言うサングラス本来の役目をしっかり果たし、快適に走れました。ただ、好みの問題かもしれませんが、木陰で視界が暗くなるようなレースではオレンジのレンズに比べると、視界の確保に苦労するかもしれません。
【総評】
フィット感については006でも何も問題がありませんが、さらにフィット感が高い005に比べるとやや劣る感じもしました。しかし、そもそも顔の形など設計が異なるので、個人差かと思います。
レンズについては性能の高さに驚きました。特に薄目の色のレンズはとても快適でした。雨や泥のレースでもレンズが曇ったり、泥が付着したりせず、撥水性の高さも素晴らしいと思います。
風の巻き込みについては、元々巡航速度の遅いシクロクロスなのであまり良し悪しを感じることが出来ませんでした。SALICEは基本性能が高い、素晴らしいサングラスだと思います。