4月6日、日本自転車競技連盟は記者会見を開き、8月にブラジル・リオデジャネイロで開催される夏季オリンピックでのトラック競技の日本代表候補選手を発表しました。
そして、NIPPO・ヴィーニファンティーニに所属するロードレース日本チャンピオンの窪木一茂選手が複合種目オムニアムの日本代表に内定、イタリアから一時帰国し、記者会見に出席しました。
男子オムニアムは、8月14日〜15日、2日間にわたって開催され、6種目での獲得ポイントを競います。
窪木一茂選手のコメント
「これまで橋本英也選手(NIPPO)と2人でリオ五輪への切符を獲得するために戦ってきました。中距離種目での日本記録保持者である橋本選手の存在は僕にとって良い支えでもあり、刺激を与え合う関係でした。橋本選手と切磋琢磨し戦ってきたおかげで、ここまで自分も成長できたと思います。そういう意味でも彼にはとても感謝しています。
先日、ロンドンで開催されたUCIトラック世界選手権では、リオ五輪への最後のチャンスだと思い、悔いの残らないように全力で走りきりました。僕の気持ちとしては、どちらが選ばれても悔いはなかったです。
そして代表の発表が来る日を待ち望んでいました。イタリアの遠征先で選考の連絡を受けた時は、しばしこれまでの犠牲や努力が報われた気持ちにも浸りましたが、数日が経過した今の心境は、これまで以上に責任感に満ちた気持ちでいっぱいです。オリンピック本番で期待を裏切らない結果、目標を見据えると同時に、選考の結果をより重く受け止めています。
橋本選手をはじめ、これまで4kmチームパシュートでのオリンピック出場を目標に、4年間一緒に努力し戦ってきた中距離強化指定選手のことも色々と思い浮かびました。ですからリオ五輪では、なんとしても彼らの期待に応えられる成績を残したいと強く思います。結果を求めて思いっきり挑戦してきます。ご声援のほどよろしくお願いいたします」