JAPANプロサイクリングと連帯し、東京五輪へ
駐日イタリア大使館で開催された記者会見にて、新規加入4選手が紹介された
10月24日、駐日イタリア大使館にて、NIPPO・ヴィーニファンティーニの2017シーズンチーム体制についての記者会見が行われ、新たに3名の日本人選手、中根英登選手(愛三工業レーシング)、伊藤雅和選手(愛三工業レーシング)、リオオリンピック・ロードレースに日本代表として出場した内間康平選手(チームブリヂストン・アンカー)の加入が発表されました。3選手ともに国内屈指のUCIコンチネンタルチームに所属し、国内外のレースで活躍、世界ランキングをめざすうえで、日本の自転車ロードレース界の中核を担う選手たちです。すでに発表されているU23全日本チャンピオン小林海(チームクオータ C.パウリーノ)と合わせ、2017年は新たに4名の日本人選手がNIPPO・ヴィーニファンティーニとともに、世界の舞台をめざします。
また記者会見には、一般社団法人JAPANプロサイクリングより橋本聖子理事長、林辰夫理事が出席し、2020年の東京オリンピックでのメダル獲得を目標にして、一般社団法人JAPANプロサイクリングとNIPPO・ヴィーニファンティーニが連帯し、より強固に世界での日本人選手育成環境を構築していくことも発表されました。
1990年5月2日生まれ(26歳)
170cm / 56kg 脚質:パンチャー
愛知県出身 名古屋市立緑高校、中京大学卒業
大学在学中からチームユーラシア、チーム NIPPOに加入し欧州で競技経験を積む登坂でのスピードや粘りが持ち味
2014年〜 愛三工業レーシング
「プロコンチネンタルチームへと1つステップアップできることをとても嬉しく思っています。現状維持ではなく、自分自身がさらに強くなるために、NIPPO・ヴィーニファンティーニへ送り出してくれた愛三工業、そして愛三レーシングチームには本当に感謝しています。これから世界トップレベルのレースに参戦していくことにワクワクしています。当然苦しむことも増えると思いますが、それを力に変えていきたいと思います」
伊藤雅和(いとう・まさかず)略歴
1988年6月12日生まれ(28歳)
171cm / 60kg 脚質:クライマー
神奈川県出身 法政大学第二高校、鹿屋体育大学卒業
ジュニアカテゴリーからナショナルチームで活躍し、 大学時代にツール・ド・インドネシアで区間2勝
2014年 春に大腿骨骨折の大ケガを負い、 リハビリを経て2015年に競技復帰
2011年〜愛三工業レーシングチーム
「今回のようなプロコンチネンタルチームに移籍するチャンスは、自分にとってラストチャンスだと思っています。まずは自分自身のレベルを上げることが1番重要だと思うので、しっかり練習して強くなり、チームに対しても貢献できるようにしたいと思います。また温かく送り出してくれた愛三工業レーシングチームや、いつも応援してくれる家族にも感謝しています」