私達は、BIORACERを採用いただいた皆さまが勝利すること自体が、選んでいただいた方へのサポート(貢献)だと考えています。そんな、『強くなりたい』『勝ちたい』という思いからBIORACERを採用していただいている現場の声を、ブログにしてお届けいたします。
2018年からBIORACERを採用いただいている『LEOMO Bellmare Racing Team』の宮澤監督に、チーム創設への想いや理念、若手選手へ伝えたいことなどを前後編の2回に渡り語っていただきます。
1.LEOMO Bellmare Racing Teamをつくった理由
Q1. 『LEOMO Bellmare Racing Team』は設立から3年が経ちました。まずは、チーム設立への想いをお聞かせください。
いつまでも変わらない理念 - 選手は評価されることで対価を得て成長する
私には、今の自転車界に対して『このままでいいのか?』という疑問が大いにあります。まず、選手に関して言えば、どの選手も『将来はヨーロッパに行ってツールで走りたい活躍したい!まずは某チームに入って…』と同じような目標を語ってくれます。(某チームとは私も所属したチームです。)しかし、そのチームありきで考えてしまったら、チームがなくなったらその選手の目標は消えてしまうのではありませんか?そもそも、某チームがプロコンチネンタルチームになっていなかった頃には、そのような目標を今のように耳にすることはあまりありませんでした。そういったフィールドにすがる事を自分の目的として語ることは、選手の本質ではありません。目標を達成するための手段であれば別な話ですが。選手はそんな『あわよくば』的に将来を描くものではない、自分が作ったフィールドをステップにできる選手を自分の手で育てることが重要だと考え、自分の考えにあったチーム作りに必要な選手を育てたい、という想いです。
そして、チームに関して言えば、お金があれば成功するとは言えません。JBCF(全日本実業団自転車競技連盟)加入チームを見渡してもスポンサーだけで運営出来ているチームは少なくないと思いますが、仮に今もし、毎年10億円提供してくれるスポンサーを得たチームが日本にあったとしても、そのチームを世界のトップチームとして機能させることは難しいでしょう。理由は、浅田監督や大門監督のように、ヨーロッパのアマチュアからプロまでの経緯を熟知している人がほとんどいないからです。日本で選手が育成された先に世界で戦う大きなチーム作りが今はできておらず、その2つが繋がっていることが大事だと思います。そのためには日本の自転車界全体が1つになり、世界につながる形を作らなければいけないでしょう。
しかし、選手はいつの日か自分1人で世界で生きていかなければなりません、その為には、成功に対する対価を得られる力のある選手と、それを糧にステップアップできる選手を育てるチームが増えること、この2つが課題でしょう。
LEOMO Bellmareチームは、日本から世界へ選手を輩出するべく活動しています。主に日本のトップカテゴリーであるJPT(Jプロツアー)のレースを中心に参戦し、高校生や20才以下の若手が成長し、世界選手権などのトップレースでも勝負に参加できる選手の育成が目的です。
だから、資金が潤沢にあろうとなかろうと、僕は自分のスタンスを貫いていこうと思います。自分が目指す将来像のため、選手はチームを利用し自分の夢に向かって次のステップを手に入れ、チームも選手を利用してスポンサーを獲得し、より良い活動をして長く運営を続け組織を育てていく。どちらかが裏切られたと思うこともあるかもしれませんが、ある意味において、双方は平等な関係であるべきだといつも考えています。なので、選手たちには、自らが評価されることで次のステップを手に入れることだけを考えて走ってほしい、と伝えています。
2.若手の育成について
Q2.3年目のシーズンを終え、理想と現実にギャップはありますか?
最大限チームを利用して次のステップを作り出せ
若手の育成には、理想と現実のギャップはもちろんあります。フィジカル面のサポートができる環境は整ってきていますが、世界で活躍する選手としてメンタル面をどう鍛えるのか、が課題です。
私自身が学生の頃は、正直親に資金援助してもらうしか方法がありませんでした。だから、選手ができるだけお金がかからないよう支えてあげられるチームを作りたいし、事実運営はできていると思います。なので、うちの選手には、この環境を利用してこのチームはできるだけ早く去ったほうが良いぞ、と常に伝えています。これはチーム加入前の最初から伝えています。所属するチームに対しては、何事も割り切ったほうがいい。チームに貢献はしてもらうけれど、次のステップを自ら作り出し巣立って行ってほしい。ずっとこのチームにいることは、選手として意味がありません。毎年日本での順位をいくつか上げることや日本一になることが、このチームの目的ではないからです。
現状は、日本一になったとしてもその先の保証は何も無い。そもそも保証のある人生自体が今の時代に合っていないですよね。その先は自分で切り開いていくしか方法がないので、そういう選手にならなければいけない。強くなることは誰かに教わることでもなければ、誰かが明確なノウハウを持っている訳でもありません。だから、チームは選手にとって出来る限り良い環境を提供するので、選手にはチームを最大限活用して自ら次の世界へ飛び込んで行って欲しいと思っています。
しかし、日本にはそのような選手が少ないことが現実です。未だに「なんとなくとりあえず有名大学へいけば人生潰しがきく」と思っている選手が多く、日本から世界へと出れる環境が少ないのも原因でしょう。若手の育成に関して、フィジカルな面で情報は多く今は様々なトレーニングができます。しかし、メンタルが本当に強く、海外に飛び込んでいける選手がいないのが実情です。先日、新城選手、別府選手とも話をしましたが、覚悟を決めることが大事です。しかし、選手が居心地の良い国内にとどまる傾向は否めません。日本人のアマチュア選手は正直ヨーロッパのビザが取りにくいのですが、期限の3か月丸々海外に居なくてもいいんです。1か月間滞在して何レースか勝って日本に戻って走る。効率的に言えばこの繰り返しで良いのですが、重要なのは、勝たなければ意味がない、勝たなければ選手として自分自身を認めてもらえないということなんです。最も有効な認められ方は「勝つこと」なのです。
3.若い選手たちに伝えたいこと
Q3.若い選手たちに対して伝えたいことはありますか?
『あわよくば』は起こらない。自分のゴールの姿をきちんと思い描き、言葉にすること。
自転車以外の可能性も見据えて、大学進学を考える若い選手は多いです。しかし、自転車でしっかり稼げるには…
LEOMO Bellmare Racing Team 採用サイクルジャージはこちら
RACE ロードレースワンピース
ロードレースからタイムトライアルやシクロクロスでも活用できます。トップスには、スピードマスターTTスーツから採用したストライプ状の袖を、胴体部分にはSPEEDSILKエアロ処理を施した新素材Monicaを採用しています。収納のための2つのバックポケットは、研究を重ね、空力学的な影響を最小限に抑える位置に設定しています。
RACE サイクルジャージ ボディーフィット
このサイクルジャージは、空力学的に優れつつ少し広めのカッティングで、多くのサイクリストが求める快適な着心地のレース用サイクルジャージとして開発されました。レーザーでカットしたシームレスな袖口の仕様は、RACEラインと同じエアロな形状で、Anibalという軽量で4方向に伸縮する生地を使っています。
PRO ビブショーツ
着心地が快適なLYCRA生地を使用。裾にワイド幅のグリッパーを採用し、ショーツを最適な位置に保ち快適な着心地が続きます。伸縮性の高いメッシュのビブが動きを妨げることがなく、ショーツの背面部分は耐久性を高めるため二重のライン仕上げ。ビブの背中部分には、無線や携帯電話などを納める、小さなポケットを備えたプロチーム仕様。
【チーム紹介】LEOMO Bellmare Racing Team
JPT登録チーム名:LEOMO Bellmare Racing Team/リオモ・ベルマーレ・レーシングチーム
湘南を拠点としたサイクルロードチームで、欧州でも活躍した宮澤崇史さんが監督を務める。ジュニア世代の選手を世界で活躍できるレベルへ育成することが目的。世界の同世代の選手と同レベルで戦える場を提供。ネイションズカップにも積極的に参戦するなかで、世界で結果を残す走りが期待される。チームとしては、Jプロツアーで上位1桁に入る選手を増やし、若い選手のカを勝負する場に引き上げる団結力のあるチーム作りを目指しています。また、地元湘南でのサイクルイベントの開催や協力を行い、サイクリングの普及、自転車の安全運転の啓蒙活動にも力を入れています。
http://lemonadebellmare.jp/
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