BIORACERが、日本でカスタムオーダーサイクルジャージのサービスを開始した当初から長いお付き合いをさせていただいている「Team FRIETEN(フリッテン)」。チーム創設者の足立様とチーム広報ご担当者様のご協力のもと、チームの活動をご紹介する連載第2回です。
FRIETEN、ポテトフライの野望と味つけ – Vol.2
足立さんはベルギーに通って何をしていたのですか。
最初はCyclocrossのワールドカップへ出場する日本選手団に同行したことがきっかけだったのですが、その後は、クラッシックレースや世界選手権の観戦、ケルメス(ロードレース)やCycrocrossに出場したり、現地選手のトレーニングについて行くなどして滞在していました。
深くベルギーに魅せられた理由は自転車競技の本場だったからですか。
現地で自転車レースが文化として根付いているのを見た、という面が大きかったと思います。ちょっとしたお祭りのように其処ここでレース(ケルメス)が開催され、村祭りに出掛けるように人々が屋台で買ったFRIETEN(フライドポテト)を手にレースを観戦する風景、日本人でも国際ライセンス1枚あればレースにエントリーできる手軽さ。そんなスタイルを目の当たりにして「自転車カルチャー・ショック」を受けた私は、どっぷり浸かってしまいました。子供のころよく滞在していた母方の田舎の新潟の景色が自分にとっての原風景で、その風景がベルギーの景色と共通するものがあったことも大きいように思います。
子供のころの新潟とベルギーの景色の共通点というのは。
町を出るとコンビニ等が進出していない、そのままの景色というところです。
FRIETENは野辺山やその他のレース会場でよく大きな塊の生ハムやラクレットチーズを囲んだり、肉を焼いて食べていますが、それも自転車カルチャー・ショックが関係しているのでしょうか。
イタリアのロードレース世界選手権(1999年)に一人で出かけた時、沿道に椅子やテーブルを出し、その場で作ったスパゲティなどを通りがかりの人々に振る舞う一団に遭遇し、座っていけと歓待されました。レストラン経営者と自転車愛好家仲間だったようですが、レースを楽しむその様子にすっかり感銘を受けました。
今のようにレース周辺の光景についてウェブや雑誌経由の情報もなく、予備知識なしでいきなり現地でこのような体験をしたために、このシーンは後々の自分に強い印象を残しました。その後自分が宇都宮ジャパンカップのコースの平地エリアの沿道にテーブルを広げてバナーを張り、パンその他の食べ物を楽しみ、海外チームのチームカーが止まると振る舞う、というのを始めたのはそのイメージに従った試みでした。
現在、野辺山等のイベントでチームテントで毎年食べている塊の生ハムはイタリアの無添加のもの、ラクレットチーズもチーム員が選りすぐったものを手配してその場でバーナーであぶって溶かし食べています。レースだけでなく、そういった「場の雰囲気」を楽しむということを、自分がインスパイアされたヨーロッパの自転車を取り巻く文化から取り入れて、自分たちなりに楽しんでゆきたいと考えています。
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【チーム紹介】Team FRIETEN(フリッテン)
チーム代表の足立様が、ヨーロッパでCaféに集うファンライドを楽しむクラブに影響を受け、20年前に立ち上げたチーム。週末に集まり、ファストライドをメインにロードレースや、ヒルクライム、シクロクロスなどに参加していたメンバーでお揃いのジャージを作り、レースに出場するように。チーム名は、自転車選手にとって禁断の食べ物であるフライドポテトのオランダ語=FRIETEN(フリッテン)。宇都宮ブリッツェンに対抗して横浜フリッツェン、という仲間内の言葉遊びがきっかけです。現在は、15名ほどのメンバーで各々サイクリングライフを楽しまれています。
Frieten Fietsen Project:チームFacebook
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