太陽光や紫外線の強い場所ではレンズの色が濃くなることで透過率を低くし、日陰ではレンズの色が薄くなり透過率が高くなります。そのため、暗所から日差しの強い場所に移動した時(またその逆の場合)に、サングラスを外すことなく眼を保護でき、最適な明るさを保つことが出来ます。1つのレンズが、クリアとカラーの機能を備えているため、サングラスをかけ替える必要がありません。
また、UV400カットのレンズは、レンズの色の濃淡にかかわらず、紫外線はほぼ100%カット(カット率99%以上)してくれます。眩しさを抑えてくれるだけでなく、紫外線から眼を守る機能があるため、欧米では日常使いの眼鏡に調光レンズを使うケースが増えているとも聞きます。調光レンズは、ミラーレンズ等に比べ若干高価ではありますが、視界のクォリティを保ちつつサイクリストの目を保護してくれる汎用性を考えれば、非常に使い勝手の良いレンズと言えます。
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【調光レンズの特性と注意点】 調光レンズの以下の特性をご理解のうえ、以下の点にご注意いただきご使用をお願いいたします。
・退色のスピードは、着色のスピードよりも時間が掛かります。トンネル内や屋内駐車場などの暗い場所や、夕暮れ時の運転時などでは、視力が低下しますので、使用には十分ご注意ください。
・温度依存性が高いため、温度が低いほどよく調光反応します。紫外線量の高い夏でも、気温が高い場合はレンズの色濃く反応しません。また、夏よりも冬の方が着色(色が濃くなる)が速く、退色(色が薄くなる)が遅くなります。
・帽子等で紫外線を遮った場合や、UVカットガラスに覆われた車内では調光反応しません。
・調光レンズは経年劣化します。また、レンズ表面の傷などにより、調光の性能が低下する可能性があります。