Seanはすぐれない体調をおしてパートナーのPeterと出掛けた。
ツール・ド・フランスのコースとしても知られるアルプスの峠
クロワ・ド・フェール(Croix de Fer:平均勾配5%、28km)を登るため。
体調が良くないSeanには実に過酷なライドだった。
道にはツールに向けて道路補修をしていた労働者達がいて
2人にこんな言葉をかけてきた。
『Bon Courage!』
good courage = 頑張れよ!
そうだ。今はとても辛い。だけどこれもいつかは終わる。
そして2人は登り続け、地獄のようなライドは終わった。
クロワ・ド・フェール峠をともに登りきったことで
Peterとはこれからも良きパートナー、友人だとSeanは感じた。
————————————————–
『Bon Courage』のグリーンは道路補修の労働者の作業着の色。斜めのストライプは峠の坂道を、X印は峠の頂上のアイアンクロス(鉄の十字架)を意味し、峠を登ってきた距離(km)を刻んでいます。つまり、困難や目標に向かって突き進んでいく姿を表しています。
そして、この時胸に浮かんだウィンストン・チャーチルの言葉がこのデザインには刻まれています。
“If you’re going through hell, keep going.”
もしも地獄の真っ只中にいるのなら、そのまま突き進め
————————————————–