1月18日に開幕した南米アルゼンチンでのツール・ド・サンルイス(UCI2.1)。NIPPO・ヴィーニファンティーニは、第1ステージのチームタイムトライアルを20位で終え、今シーズンのロードレース初戦となる第2ステージはサンルイスからヴィラメルセデスまでの181.9kmで開催されました。序盤に3級山岳があるものの基本的には平坦基調のステージでしたが、現在真夏となる現地の気温は40度を超え、非常にタフなレースとなりました。
写真:写真:気温40度を超える猛暑のなか懸命に逃げる山本元喜(C)Bettini
残り1.5kmを切ったところから山本が逃げ切り優勝をめざして単独で渾身のアタックを開始しましたが、ゴールスプリントに向けて、猛加速するメーン集団の力には及ばず、残り300メートル地点で吸収。山本は勝利を逃しましたが、最後まで諦めなかった山本の働きにより、メーン集団では、チームのスプリンター、エドワルド・グロス(ルーマニア)が優位にレースを運ばせ、世界チャンピオンのペテル・サガン(スロバキア、ティンコフ)らに続く区間4位でゴール。勝利には届きませんでしたが、チーム一丸となった素晴らしいレースとなりました。
ツール・ド・サンルイス第3ステージは、ポトレロ・デ・ロス・フネスからラ・プンタまでの131kmで開催されます。その後は、厳しい山岳ステージも組み込まれ、レースは1月24日まで続きます。